いいえ、これは合法です

2020年12月12日土曜日

新メイン世帯 茶番

六日目の朝が来たー!新生活が始まってそろそろ一週間、もう少し落ち着いたら色々と手を出していきたいところ。
おはようマーレ、今日も良い目覚めだな!
朝から雨でテンションを無理やり上げている深海に付き合っておくれ。
「朝から変なことに巻き込むんじゃねーよ」
だってもう五日も雨が続いてるんだよ?傘も壊れるし雷に打たれるし嫌にならない?(愚痴モード)
「とか言いながら誰か泥水で転ばねーかなとか思ってんだろ」
そそそ、そんな事ない!(チラッと思ったなんてとてもとても←)
二階で映画を見始めたマーレはしょっぱなからこんな顔、月夜の惨劇パート3を見ていて泣きそうになっているという。ホラーで泣くなら中盤かラストだろうに…。
そうそう、二階はちょっとだけ物を変えたり増やしました。生活感が出ているといいなぁ。
ジッチャマバッチャマのテイストを大事にしつつ、みんなの憩いの場になればなぁと。
暖炉はまだ火事が怖いので置いてない、エコライフで環境がどーたらとか言われるのもアレなので保留。
あれ?まだ七時過ぎなのにヴァンジェが起きてきた、ってどうしてまた部屋の中で傘を差してるんだ!?昨日の名残?
「夏の紫外線対策に…」
部屋の中で日傘を差すくらいなら日焼け止め使うわ。
「ですよねーー、ほんと何で傘出してんだろオレ…」
そんな事はともかく、せっかく起きたんだからとヴァンジェの部屋も物を増やす。ちょうど楽器を買いたいって願望も出ていたのでね。
ギターとバイオリンは持たせてもいいかなーと思いつつ、これで好きなだけ奏でてレベル上げて作曲して稼いでおくれ←
八時になったらポップアップ、コミニュニティプロジェクトかー。あとで見ないとな。
マーレは出勤時間、いってらっしゃーい!
アルトは珍しく朝ごはんを先に済ませている。ご飯抜くとつらいからね、実に賢い選択。
ヴァンジェも朝ごはん、しっかし朝からマカロニチーズは胃もたれしそう…。
今日もムゥが朝から顔を出していた、最近はいつ出ても雨だから少々うんざりしていそうな雰囲気。
「…また雨か」
起きてから手持ち無沙汰のバノッサには宣言通り編み物を始めてもらう事に、最初なのでパンダのニット帽作成。
さすがにスキルが低いせいか表情は渋い、でも幸せな幼児を持っているので上達は早いと思う。
そしていつの間にか来ていたラピッツと朝食中のムゥ、ラピッツはまた傘が壊れてずぶ濡れ。
「アレは何をしているんだ?」
「あーアレは編み物だ、毛糸を使って色々作れるんだ。上級者なら服だって作れちまうぜ」
「…なるほど」
「とりあえずお前は着替えたらどうだ?床も濡れるし風邪を引くぞ」
「どうせこの後仕事着に着替えるから大丈夫だって、踊ってたら乾くかもしれねーし」
(何一つ大丈夫な要素がない…)
「~♪~♪~♪」
ちょっとずつ楽し気な顔になってきた、いいぞいいぞぉ。
「…ん?今いくつ目だったか」
はい、可愛い!!もう可愛い!!
ラピッツは出勤のお時間…( ゚д゚)ハッ!バノッサを観察していてアルトを見送るの忘れた、ごめん!!
「そんじゃ行ってくるわ」
「いってらっしゃい」
「帰ってきたら見せろよな、エノラさん(バノッサ母)にも写メ送るから」
「え?いや…まだそこまでの物は作れないし」
「大丈夫だろ、お前なら。よゆーよゆー」
「…ヘンなプレッシャーをかけられた」
出来たものってどうやったら使ってくれるのかなー、品質が良くなったらオンライン販売もしたい。
その頃雷も鳴り始めて緊張状態のヴァンジェ、お顔があからさまに不機嫌。
「夏とはいえ雷雨が多すぎねーか?いい加減ウンザリしてくんだけど」
分かる、分かるぞぉヴァンジェ。しかし天候はあくまで自然のまま残したいのでちょっと考えさせて。
(んー…増えてくると頭が追い付かないな)
おお、いつの間にか使っている毛糸の色が増えていた!最初からこれが出来るってすごいのでは。
(天気のせいもあるが今日は静かでいい…やかましい奴らもいないしな)
いつになく静かな空間にご満悦のムゥ。
そして深海もご満悦、だってバノッサをじっくり観察できるんだもの!!←
「…むむむ」
隅から隅までじっくりねっとり観察…やばいテンションブチ上がりだあああ。
これを狙ってバノッサに編み物をさせたかったわけではないので故意ではなく他意もなくあくまでも合法である、異論は飲み込んでください。
「…やっと出来た」
やりきった感がすごいけどスパルタ教育枠なので次の作るよ、今度は靴下!!(鬼)
編み物をしているのが気になったのか、ムゥがバノッサに話しかけに来た。
「何を作っている?」
「靴下だ、さっきはニット帽を編んでいた」
「違いが分からない…」
「頭と足では形が違うだろう?だから作り方も名称も変わるんだ」
「ああ…そういう」
話しながら編んでいる姿がクッソ萌える、もうこれだけで生きていける←
ヴァンジェには作曲を始めてもらう、小銭だろうと塵も積もればなので馬鹿にできないおいしさ。
あーもう、どこを眺めていても可愛いなぁ…何なら後頭部を見ているだけでも可愛いと思う重症具合。あ、救急車は呼ばないでください。もう手遅れなので←
「そうだ、ムゥ。もう少し上達したらみんなにも何かを作ろうと思うんだが、キミはどうだ?」
どうせプレゼントするならHQ目指したい、と思ってしまうのは出張先の影響…品質が普通だと素材集めに行きたくなってしまう。もう毛糸から作りたい。
「ムスターファにでも作ってやれ。オレは…欲しくなったら言う」
「ん、分かった」
(本当にここの連中はどいつもこいつもお節介で構いたがりだな…まあ悪くはないが)
新メイン世帯はムスターファだけじゃなくてムゥにも居心地のいい空間を目指しております(キリッ)
「出来た、そしてそろそろ飽きた」
いい顔して言うな。じゃあ少し他の事をして気分転換しようかね。
ヴァンジェも作曲が終わった、お疲れ様!と言いたいけどまだまだこれからですぞ。
「楽器に触れるなら何でもいいけど、詰め込ませんなよ?」
善処しまーす(するとは言ってない)
バノッサには郵便物を取ってもらって、ついでにコミュニティプロジェクトにも投票してもらう。今回は創造的アートの推奨、フリーランスクラフター枠になってもらいたいので。
その後は乾燥機のアップグレード、火事の原因を早く取り除いていきたい。
「気分転換とは何だったのか…」
ムゥは自室に戻るみたい、傘が壊れないでちゃんと戻れますように。
ヴァンジェにはピアノスキルを上げてもらうことに、人差し指から始まるけど頑張れ!!
「ふんふーん、っと」
無事に帰れたムゥは部屋で大人しくテレビを見る、賢い。二~三日前に転んだ事がもう活かされてる!!
「…やかましい」











後編というか後半戦へ続く。








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