秋のお出掛け その1

2021年7月10日土曜日

新メイン世帯 茶番

秋の七日目、メイン世帯が待ちに待ったお出掛けの日。
珍しく、というかほぼ初めてALL100%茶番が生まれてしまうほどテンションが高い今回。多分普段以上に茶番が多いと思いますが、ご注意の上お楽しみください。

では。
お出掛けだろうと茶番だろうと毎朝早起きのマーレから世帯は回るのだ!!そんなマーレはダメになった食べ物を指示されるまでもなく率先して片付け(寧ろ気付かんかった深海)
オマケに洗濯機も回してくれるという完璧な振る舞い。でも今日は休みなんだからもっと好きな事をしておくれ。
「言われなくてもそのつもりだから心配すんなって」
はーー…カッコイイ。そんな事をしみじみと思いながら全員が起きるまでマーレを眺めていた。
「…早く兄貴たち起きて、コイツ連れてってくれねーかな。普段よりおかしくて調子が狂う」
自覚はしている、正直すまんかった!!

さて、8時になってみんな起きたしとっとと出かけますかね。
いざ、コモレビ山!!
木々もしっかりと紅くなっていてこれはキレイ。
アルトとバノッサの二人にはもう少し時間が経つまで待っていてもらおう。
「少し早く着いてしまったな、時間を潰すとしよう」
「そうだな。ところで今日はここで何をするんだ?紅葉を見るのは分かるんだが…」
「せっかくだからハイキングをしようと思ってな、ある程度道は覚えているから頼りにしていてくれ」
「分かった」
そうなのです、今日はキレイな景色を二人に眺めてもらおうかと。
その前に腹ごしらえだ!朝ごはんも食べないで来ちゃったしお腹が減ったままでは楽しくなかろう。ところでこの売店のおにーさん、近所の公園の売店でも売り子をやっていたような気がするんだけど…かけ持ちにしては距離が離れているし、うーん謎。
それはともかく、青空の下で食べるおにぎりは美味しいだろうなぁ。
時間があったらここに立ち寄りたいなぁ、「居酒屋イッパツ」。名前が既にイイ。
さあ、腹も膨れたしハイキング開始じゃ!まずは各地をハイキングして回るぞー!
竹林の緑と紅葉の紅が入り混じってキレイですなぁ。
おや?目の前に白い浮遊物体が。
なーにこれ?
アクション的には捕まえるか願いことをするっていうのがあったけど、捕まえるのも可哀相だしハイキングの途中だからスルーしよう(見どころさんを自ら潰していくスタイル)
「本当にキレイな所だな、静かだし気持ちが落ち着く」
「そうだな」
「だけど…」
「どうした?」
「この場所を知っているような気がするんだ。どうしてなのかは分からないがそんな気がして」
「テレビや雑誌でも取り上げられている土地だ、何かで目に入っていたのかもしれない。あまり気にするな」
「そう、だな…足を止めてすまない、進もう」
各地を巡るハイキングは割とあっさり終わってしまったので、今度は景観コースをハイキングしてみる事に。
「いい眺めだな」
絶景かな絶景かな、ってくらいに一緒になって眺めているとテンションが上がる。ハイキング楽しーー!
アルトさん、そっちの眺めはいかがです?
「竹林と山…だな」
うん、知ってた。
「落ち葉は掃除するべき物だとばかり思っていたが、こうやって彩を添える物なのだと思うとキレイだと感じる」
「そうだな、オレたちは少し視野が狭かったようだ」
区画に木があったらキレイ好きの二人は絶対落ち葉をかき集めるだろうし、山になったら誰かが遊ぶ前に私が捨ててしまうからなぁ。風情なんて無かったんや…←
少し進んだ所にあった墓地で写真を撮り始めたアルト、そんな事をして大丈夫なの?
「目を合わせなければ大丈夫だ」
何と?ねえ、何と?(ガクブル)
「バノッサも一枚どうだ?」
「お、俺は遠慮しておくよ…」
ほらバノッサが怖がっちゃったじゃないかー、早く切り上げて進もう!(過保護)
「それで、疑問は解決したのか?」
「ん?ああ、その事か…」
「何となくだけどボンヤリと…」
「そうか」
「多分だけど、来たことがあるんだと思う。大人になってからの記憶にしては不鮮明で、見上げているような景色が多かった」
「という事は子供の頃の記憶になるのか」
「確証はないけどな…」
それはともかくお寺に到着!絵馬をバックに自撮りを始める二人。
「むむむ…自分で自分を撮るって難しいな」
「慣れていないなら仕方がないさ」
アルト、それ絶対絵馬が見切れているだろ。100シムオリオン賭けてもいいぞ←
「遠慮しておく、賭け事に興味はないんだ」
「お前が思い出したいと思うならそれもいいが、あまり無理はするなよ?」
「…ん、ありがとう」
突然アルトがジョークをかまし始めた、場を和ませようとかそういう感じなのかな?お前たちのシリアスは深海と同じで3分持たないからな!仕方ないね!!
でもバノッサもどう反応したらいいのか困っているように見える。
「この辺の景色は見覚えがあるのか?」
「いや、どうも向こう側だけみたいだな。ここは初めてだ」
「子供の頃と言っていたが、学校行事とかではないのか?」
「…恐らくもっと小さい頃だ」
「ただ、その頃は家の中がゴタゴタしていて…俺がはっきりと思い出せるのは小学校に上がる前。つまり父が亡くなって随分時間が経った頃だ」
「バノッサ…(そういえばバノッサの父親は幼少期に亡くなったんだったな)」
「父の事はもう本当に朧気で、顔も写真でしか分からないし声も忘れてしまった。それなのに心のどこかでは覚えているんだ」
「家族で訪れたこの景色を」















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